【English】英語のオススメ勉強法: 私が携帯の言語設定を英語にする理由
私事ながら最近、就職活動を前にTOEICの勉強を進めている後輩たちからこんな質問を受ける機会が増えました。
「あろひさん、どうやって英語勉強してるんですか?」
正直、超シンプルな答えは返せません。私は一応3歳の頃から英語をやってきた身なので(※初回記事参照↓)、あまりに英語ができなかったらそれはそれで「今までお前は何をしとったんや!?」という感じですし……
とはいえおすすめの勉強法が無いわけではないので、今回はそれについて記事を書いてみることにしました。タイトルで若干ネタバレしてる感もありますが、気にしない気にしない。
目指すものは何なのか?
そもそも「英語ができるようになりたい」と人が言うとき考えているのは、普遍的な英語力の上達なのではないでしょうか?
もちろん、「○○月までにTOEICで××点取らなきゃいけない!」というような、とにかく即効性が求められる状況もあるとは思うのですが、
- とりあえず一時的にでもTOEIC等の英語の試験で好スコアが取れるようになる
- 全般的な英語の能力を伸ばし、その水準を長期間維持するor高め続ける
という2択なら、後者のほうがベターに決まっています。
ということでこの記事では、この2番の状態を作り上げるための勉強のコツを紹介したいと思います。
いかにして長期的な英語力向上を叶えるか
効果面・手軽さなど総合的に見て、1番良い方法はズバリ、日常生活で行う行動を英語でやってみることではないかと私は考えています。
なぜこの方法が良いのか、ということはちょっと後で説明することにして、まず具体的にどういうことをすれば良いのか? ということを書いていきます。
以下、私が日常に取り入れている英語を使ったルーティーンの一例です。
- PC、携帯などの言語設定を英語に
- 朝、身支度をしながら英語のラジオニュースを聞く
- 本・ネット記事・YouTube動画など暇潰しに使うものは英語
- 手帳や日記に英語で書き込んでみる
- 洋楽を聞く
- 調べ物をするときは英語でGoogle検索にかけてみる
それぞれについてまた個別に記事を書けたらいいなあ……と思っていますが、長くなってしまうので今回は詳細は割愛します。なんとなく、「ああ、そんな感じのことをしてるわけね」というイメージを持ってくださればOKです。
では、この「日常生活で英語使ってみる作戦」の利点は何なのか、ちょっとまとめてみます。
なぜこれが良い方法なのか
ざっと挙げてみると以下4点くらいかな〜と思います。
- (単純に)英語との接点が増える
- 時間やエネルギー的に無理がない
- 実際に役立つ単語・表現が身につく
- 手に入る情報量が多い
1つずつ順番に細かく見てみましょう!
1. 単純に英語との接点が増える
日本で暮らしていると、残念ながら普段の生活の中で英語を話す機会というのはあまりありません……。
単一民族国家で、公用語も当然日本語一つの日本。海外と接する仕事をしていたり、英語関係のコミュニティに所属していない限り、英語を使うタイミングといえば外国からの観光客に「写真を撮ってくれませんか」と頼まれたり、「△△駅にはどうやって行けばいい?」と道を聞かれたときくらいではないでしょうか。
こうなると、自分で何とか工夫して英語に触れる機会を増やすことが大事になります。
私達が子供の頃に育っていく過程で日本語を身に付けたように、語学はそもそも生活の中で使うことでこそ伸びるものです。少しでも接点を増やすことが英語上達の基本になる! というわけですね。
2. 時間やエネルギー的に無理がない
「ただ英語を使う機会を増やすのが大事なら、英会話を習ったりレッスンを受ければ良いのでは?」という印象を抱いた人もいるかもしれません。
間違いなくその通りです。きっちりと時間をとって勉強できるならそれに越したことはありません。
とはいえ実際は仕事や他のことが忙しく、なかなか時間的に余裕がなかったり、疲れ切ってしまい「とてもじゃないけど英語の勉強なんてしてられない!」というケースが結構多いはず。更に、レッスンを受けるとなるとどうしてもお金もかかってきます……。
でも、普段からやっていることをちょっと英語に変えてみるだけなら、そのための特別なお金やエネルギー、時間はそこまで必要ありません!
何事も無理をするとなかなか継続できません。そういう意味でこの手軽さはとっても大事なポイントになります。
3. 実際に役立つ単語・表現が身につく
中学生の頃使っていた英語の教科書で、誰もがこんな例文を目にしたのではないでしょうか……
"Is this an apple or an orange?"
でもね、ちょっと落ち着いて考えてみてください。
「これはリンゴですか、それともオレンジですか?」とかいう会話、日本語でもしたことなくね?
これは極端な例ですが、私が中学校で習った単語に「リス = a squirrel」があります。カナダに留学して日常的にリスを目にするようになるまで、この単語を会話で使ったことは滅多にありませんでした。
では一方で、いかにも使いそうなこんな表現、「英語でなんと言う?」と言われてさっと思いつくでしょうか?
「お米を炊く」
「地球温暖化に関する国際会議が開かれた」
「そのデータをExcel形式で添付して送ってください」
「その映画はいつ公開になるの?」
どうでしょう。リスに比べると随分実用性の高そうな例文ですが、意外に難しくないですか?
こういう、「いかにも出てきそう!」という表現は実際によくニュースや会話の中に登場するため、日常的に使われている生の英語に触れることでこそ学べます。
4. 手に入る情報量が多い
これはあくまで補足的な利点になるのですが……。
英語で調べ物をしてみると、多くの情報が手に入ってちょっとびっくりすることがあります。
非ネイティブも含めた日本語の話者は約1億3000万人、一方の英語の方は17億人以上と言われています。
「ある言語を話す人が多い = その言語で発信される情報量も多い」というのが自然ですから、当然「日本語で見つかる情報量<<<英語で見つかる情報量」ということになります。
分かりやすくするためにちょっと一例です。あなたが「ダイエットしたい!」と思い、その方法をGoogleで調べるとします。
まずは日本語での検索結果がこちら。
検索結果: 2670万件
ではこれが英語だとどうなるか見てみます!
検索結果: 7220万件
ご覧のとおり、英語では日本語の2倍以上の検索結果が見つかってきます。
必ずしも情報が多いことが良いこととは言えないかもしれません。情報の量と質は比例するわけではないので、その分ガセネタも増えるといえばその通りなのですが、英語で情報収集すれば、日本ではまだあまり知られていないことを発見できたり、世界のトレンドにいち早くついていけるのは確かです!
最後に
残念ながら語学に超効果的で簡単な近道はないものだと私は考えています。しかも、「前よりできるようになった!」と思って気を抜いているとすぐ英語力は低下してしまうというのが厳しい現実です。
語学は継続が命です。
ここで紹介した「日常に英語を取り入れる」という方策がどんな人についても効果を発揮するとは限らないし、向いている人・向いていない人は必ず存在するはずです。
ですがとにかく、無理なく続けられる方法を見つけることが語学習得の最善の方法だと思います。どんな形でも構わないので、自分自身が楽しみながら長期間継続できるやり方を探してみてください! その上でこの記事が少しでも参考になればとてもうれしく思います。